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沱茶の名前は宋代にあった「団茶」から来たという説と、四川省沱江地方に販売されていたのでこの名が付いたという2つの説があります。現在の碗型沱茶は清光緒28年(1902)年から制作されましたので、もう100年の歴史ということになります。重さは100グラムと250グラムなどの規格があり、また生茶と熟茶ともにあります。
南澗茶厰の創設者は元「下關茶厰」で管理職をされた人で、1983年に独立し、現在の南澗茶厰(雲南大理南澗茶葉公司)を設立されました。1985年から沱茶の生産を開始し、1987年05月に「土林」を商標登録されました。但し、最初の沱茶生産量は少なかった為、総ての商品は四川省(重慶)向けでした。広東省と香港などに商品を卸したのはずっと後の1994年からだそうです。よって社名と商品は孟海茶厰、下關茶厰や昆明茶厰のような知名度はありませんが、特徴ある製品ばかりなので、最近ファンが増えて来たと聞きました。
今回紹介するのは2007年11月の生産された100グラムタイプの生沱茶です。出荷されたから15年になりました。写真みてわかるように、かなり熟成して来ています。
*土林牌は南澗茶葉公司の登録商標で、古徳牌も南澗茶厰の登録商標です。お茶その物が良ければ、2つの運営母体は私達消費者に関係有りませんので、厳密的に分けていません。
陶器の茶壷(紫砂壷)を使われる場合、専用の物を用意される事をお薦め致します。絶対に一つの紫砂壷でプーアール茶を淹れたり、烏龍茶を淹れたりしないで下さい。磁器の壷なら問題ありませんが。
飲み方:浸ける時間は10-15秒ぐらいで。お好みにより、時間を延ばしたり短縮したり、いろいろ試してみて下さい。
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